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 JR東海は、正式な駅名とともに企業名などを表示する「副駅名標広告」を導入した。第1弾として、22日から中央線の鶴舞駅(名古屋市中区)に「ステーションAi前」と副駅名をつけ、ホームの駅名看板の下に広告が取り付けられた。

 副駅名標広告は、乗客の利便性向上を図るとともに地域に根ざした施設や企業、団体のPRを目的としている。

 「ステーションAi」は、国内最大のスタートアップ(新興企業)支援拠点として10月に開業。鶴舞駅から徒歩6分の鶴舞公園南側に位置する。出口案内板や自動改札機にも同社のロゴマークが表示され、期間は2年間で広告料は非公表。

 スタートアップ約500社が入居するステーションAiには、専用のオフィスフロアや実験場があり、JR東海も入居する企業との連携を進めていくという。

 同様の広告はJR他社でも採用され、山手線などが通る神田駅(東京都)が「アース製薬本社前」、北海道千歳市の長都駅は「キリンビール北海道千歳工場前」と表示された例がある。(辻健治)

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